在宅ワークで理想的なワークライフバランスを手に入れられるのか? 第一回
みなさんは仕事とそれ以外の生活のバランス。
つまりワークライフバランスについて考えたことがありますか?
生活の殆どを仕事に追われ、家には寝に帰るだけ。
きちんとした収入が得られる仕事に就けず、生活に余裕を持てない。
昔に比べて、全体的な生活レベルは確実に上がっているはずなのに、どこか息苦しくそして、余裕のない日々を送ってはいないでしょうか?
24時間年中無休で開いているのが当たり前のコンビニやファミレスなど、サービスを享受する側からすれば便利といえば便利なのかもしれません。
インターネットを通じて、自宅に居ながらほとんど全てのものが手にはいります。
SNSや動画配信を使えば、一般人でさえ全世界に向けて簡単にメッセージを発信することができます。
住宅や食。医療や介護においても、質は飛躍的に向上しています。
ほんの数十年まえからしたら、我々はまさに夢のような生活を手に入れているはずなのです。
しかし、実際にはどうでしょう?
便利なサービスを利用するには、便利なサービスを提供してもらわなければなりません。
サービスを提供する側は、更に質の高いサービスを提供するために努力を重ねる必要があります。
同業他社が更に良いサービスを提供すれば、負けずに競合します。
さらには、違った角度からサービスを提供し、違った分野のサービスを結びつけ、その上リーズナブルにサービスを提供していきます。
もちろん質を落とすことは許されません。
しかし、上質なサービスを提供されているはずのあなたが疲弊しているのは何故でしょう?
それは大きな矛盾を抱えているからに他なりません。
大きな矛盾 そして息苦しさの正体とは?
あなたが感じる息苦しさの正体は、サービス向上のジレンマです。
どんな仕事でも、最終的にはサービスを享受するユーザーのための、サービス提供の一部分に当てはまるはずです。
あなたは、ユーザーとの直接的な窓口を担っているのかもしれませんし、間接的なプロセスの一部を担当しているのかもしれません。
どちらにしてもサービスの質を高めるために、行う業務は日々複雑化し、増え続けるでしょう。
仕事の内容というのは、昔と比べれば確実に効率的になっています。
しかし、効率化できている以上に複雑化し、作業量も増え続けてしまうという現実があります。
そして、あなた自身も他者が行う仕事により、安価で質の良いサービスを受けることができているわけです。
自分自身の生活も昔に比べれば、確かに便利になっているのは間違いないのでしょうが、自身が行う仕事内容も複雑化していっているのではないでしょうか。
こういったジレンマが、つまりはサービス向上のジレンマとなるわけです。
表面上の豊かさを手に入れた我々は、次はどこに向かうべきなのでしょうか?
便利さの追求が決して悪いことではないでしょう。
実際、我々がここまでの文明を築き上げることができたのも、あらゆる分野で利便性を追求し続けた結果に他なりません。
その結果、表面上かもしれませんが、大多数の人がとても豊かな生活を送ることができています。
しかし、そろそろ我々は上辺だけの豊かさだけではなく、本質的な豊かさを手に入れるべきなのではないでしょうか。
本質的な豊かさを手に入れるには、生活の質を向上させる必要があります。
そして、生活の大多数を占める仕事の質の向上。
つまり、質の高い働き方を得ることが重要となってきます。
質の高い働き方と質の高いプライベート。
双方の質が向上することで、生活全体の質の向上につながります。
それこそが本質的な豊かさを手に入れる、ということではないでしょうか。
理想的なワークライフバランスを手に入れ、本質的な豊かさのもとでの生活を始めるためにはどうするべきか?まずは、働き方の改善を考えてみましょう。
第二回に続きます
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